プロダクト広告運用Tips ROASを保ちながら在庫も売り切る。価格帯別の入札コントロール術
メルカリAdsのプロダクト広告で、商品グループを価格帯で作成する事ができるようになりました。高価格帯の商品に配信を集めてROASを保つ方法や、セール品の入札CPCを強めて在庫を売り切る方法など、価格帯別グルーピングを使った運用Tipsと設定手順をご紹介します。
【プロダクト広告運用Tips】価格帯で入札CPCを変える。商品グループの新しい調整方法
「ROASが目標を下回る月があり、安定しない」「シーズンが終わって残った在庫を、早めに売り切りたい」。EC事業者さまからは、このような声をよくお聞きします。
メルカリAdsのプロダクト広告は、商品データフィードを連携して配信します。これまでもカテゴリなどで商品グループを作り、グループごとに配信を管理できました。今回、この商品グループのグルーピングルールに「価格」が加わりました。商品を価格帯で分けて、価格帯ごとに配信するかどうかや入札CPCを決めることができます。
この記事では、価格帯別グルーピングを運用の「調整方法」としてどう使うかを、具体的な運用例と設定手順とあわせてご紹介します。
価格帯別グルーピングでできること
プロダクト広告は、商品データフィードの内容と、ユーザーの検索キーワードや興味関心を自動でマッチングし、検索結果画面や商品詳細画面に広告を表示するメニューです。CPC課金のオークション形式で、Google PLA(ショッピング広告)用のフィードをそのまま活用することができます。
この度、カテゴリでの商品グルーピング作成に加えて「価格」でグルーピングできるようになりました。フィードに登録されている商品価格をもとに「◯円~◯円の商品」という単位で商品グループを作成することができます。

例えば次のようなグループの作成が可能です
- 10,000円以上の商品だけをまとめたグループ
- 3,000円以下の商品だけをまとめたグループ
- 3,000円~10,000円の価格帯のグループ
今回のアップデートで、こうしたグループを管理画面から直接作成できるようになりました。
運用例:高価格帯に配信を集めて、ROASとオーダー単価を保つ
1つ目の例は、一定金額以上の商品だけを商品グループにまとめて広告を出す、またはそのグループの入札CPCを強めにする運用です。
1件あたりの売上が大きい商品に広告費を集めるので、ROASを目標の水準に保ちやすくなります。高い商品を見せて集客し、そのまま購入につなげることで、オーダー単価を高い水準で保つことを狙えます。
運用例2:低単価の商品で費用対効果が下がるのを防ぐ
単価の低い商品ほど、クリック単価に対して利益が残りにくくなります。こうした商品を配信から外したり、入札を抑えたりすることで広告費の無駄を減らせます。
そのほかの活用アイデア
価格帯ごとの採算に合わせて入札
1,000円の商品と30,000円の商品では、1件の注文にかけられる広告費が大きく異なります。価格帯で分けると、それぞれの採算に合った入札CPCや目標CPAを設定できます。
価格帯ごとの成果を比べて、予算配分を見直す
価格帯別に商品グループを分けておくと、どの価格帯がよく売れているか、効率がよいかを比べやすくなります。その結果をもとに、伸びている価格帯へ予算を寄せる運用ができます。
手に取りやすい商品で、新しいお客さまとの接点を増やす
あえて手頃な価格帯の商品を強めに出して、はじめてのお客さまにブランドを知ってもらう「入口」として使う方法もあります。
セール品の入札CPCを強めて、在庫を売り切る
一定金額以下の商品を「セール品」とみなし、「在庫として残るくらいなら、利益率を下げてでも売り切りたい」というときセール品グループの入札CPCを強めます。CPCを強めると露出が増え、在庫を減らすことにつなげられます。シーズンの終わりや在庫処分の時期だけ入札CPCを上げる、といった期間限定の調整にも向いています。
設定手順と、運用時の注意点
設定手順
- 管理画面の左メニューから「データフィード」を開き、「商品グループ」タブを選びます
- 「商品グループ作成」で商品グループ名を入力します
- グルーピングルールで「価格」を選び、「¥○○ 〜 ¥○○ の範囲に含まれる」の金額を入力します(上限か下限の片方だけでも設定できます)
- 「保存」で完了
運用時の注意点
価格帯を細かく分けすぎると、1つの商品グループあたりのコンバージョン(CV)が少なくなり、自動入札の学習が進みにくくなることがあります。
まとめ:価格帯別グルーピングでプロダクト広告の更なる活用を
価格帯別グルーピングは、ROASを保ちたい、在庫を売り切りたいなど、そのときの目的に合わせて「どの商品に、どれだけ広告費をかけるか」を調整しやすくする機能です。
メルカリには月間約3,100万人(※2026年10月現在)が訪れ、リセールバリューを意識しながら買い物をするユーザーが多く集まっています。商品データフィードを価格帯で整理して、自社の商品に合った配信設計をぜひお試しください。
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