メルカリAdsの計測タグとトラッキング設定ガイド|出稿前に押さえる実務ポイント
広告効果を正しく測定するためには、計測タグやトラッキング設定の理解が欠かせません。しかし「管理画面でタグは発行できるの?」「クロスドメインでも使えるの?」といった疑問を持つ広告主や代理店も多いはずです。本記事では、メルカリAdsにおける計測タグの仕組みや設定方法、クロスドメイントラッキングの可否について整理し、実務に直結するポイントをわかりやすく解説します。
計測タグの基本と発行方法
メルカリAdsでは、広告経由の効果測定を行うために「計測タグ」の設置が必須です。タグは広告クリック時に付与されるクエリパラメータをもとに、ユーザーの行動(商品閲覧・カート追加・購入など)を記録する仕組みになっています。
まず押さえておきたいのは、Ads Manager(管理画面)で発行できるのは「ACCOUNT_ID」の参照のみである点です。計測タグそのものを発行する機能は提供されていません。実際のコードは「メルカリAds計測タグ導入ガイド」に沿って、自社サイトの<head>に設置する必要があります。
設置方法の概要は以下の通りです。
- <head> タグ内にコードスニペットを挿入(非同期で読み込み可能)
- 広告クリック時に付与される _egl-prm パラメータをCookieに保存
- 商品詳細ページ閲覧、カート追加、購入完了などのイベント発生時にサーバーへ送信
この仕組みにより、「誰が、どの広告を経由して、どの商品を購入したか」を計測できるようになります。特に購入ページやコンバージョン地点へのタグ設置は必須ですので、導入時に漏れがないよう注意しましょう。
広告主が抱えやすい課題と解決策
広告出稿を検討する企業や代理店から寄せられる代表的な悩みは以下のようなものです。
- 「Ads Managerから直接タグを発行できないの?」
→ 実際にはACCOUNT_IDの参照のみ可能で、タグ自体は外部ガイドに基づき実装が必要です。 - 「複数キャンペーンを走らせる際、計測設定が煩雑になりそう」
→ メルカリAdsではキャンペーンや広告グループごとにパラメータ設定が可能です。これにより、トラッキングの粒度を柔軟に調整できます。 - 「クロスドメインで正しく動作するか心配」
→ 理論上は可能ですが、保証はされていません。複数ドメインを跨ぐ場合はパラメータの引き継ぎに細心の注意を払いましょう。
これらの課題は、正しい理解と設計で解決可能です。特に、代理店が複数クライアントを扱う場合や、ブランド公式サイトとECモールを併用するケースでは、事前のパラメータ設計が成功の鍵となります。
計測パラメータ設定の仕組み
メルカリAdsでは、Google広告などにある「トラッキングテンプレート」に近い形で、キャンペーンや広告グループ単位で計測パラメータを設定できます。これにより、広告配信の粒度を詳細に管理できる点が特徴です。
代表的なパラメータは以下の通りです。
- {CLICK_ID}:広告クリックごとに発行されるトランザクションID
- {CAMPAIGN_ID}:キャンペーンID
- {AD_GROUP_ID}:広告グループID
- {AD_ID}:広告ID
- {IDFA} / {GAID}:デバイス識別子
これらをURLに組み込むことで、後続の解析ツール(Google Analyticsや自社BIツール)と連携しやすくなります。また、商品データフィードに設定したURLにこれらのマクロを付与しておくことで、広告クリックから購入までをスムーズに計測できます。
ポイントは「どの粒度で効果を見たいか」を事前に決めておくことです。例えば「キャンペーン別の効果を知りたい」のか「広告グループ単位でのROASを最適化したい」のかによって、設定内容が変わってきます。
よくある質問と注意点(FAQ形式)
Q1. 計測タグはすべてのページに設置が必要ですか?
A. 最低限、ランディングページとコンバージョン地点(購入完了ページなど)には必須です。その他、効果測定したいアクションがあるページ(商品詳細、カート追加など)にも設置してください。
Q2. Googleタグマネージャーで管理できますか?
A. はい。公式テンプレートがコミュニティギャラリーに登録されており、導入やアップデートが容易になります。
Q3. パラメータが正しく引き継がれているか確認する方法は?
A. Ads Managerのイベント送信ログや、外部の計測ツールでクエリパラメータの動作を確認してください。テスト環境での事前検証を推奨します。
Q4. クロスドメイン環境での利用は保証されますか?
A. 保証はされていません。複数ドメインを跨ぐ場合は自己責任での設計が必要です。
まとめ
メルカリAdsの計測タグとトラッキング設定は、広告出稿の効果を最大化するための基盤です。正しく実装することで以下のメリットが得られます。
- コンバージョン経路の可視化によるROI向上
- 粒度の細かいパラメータ設定によるターゲティング精度向上
- レポートや外部ツールと連携した一貫した分析
特に、複数キャンペーンを走らせる広告主や、代理店として複数ブランドを扱う方にとっては、タグとパラメータの設計が成功の分かれ目となります。
導入を検討している方は、まず 「メルカリAds計測タグ導入ガイド」 を確認し、自社環境に合った形での実装を進めてください。
メルカリAds計測タグ導入ガイドは管理画面下部の「各種資料ダウンロード」のリンクからもダウンロードいただけます。
