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広告主が実感したメルカリ広告の強みとは? 成果を出し続ける運用の裏側に迫る
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2025.10.31
広告主が実感したメルカリ広告の強みとは? 成果を出し続ける運用の裏側に迫る

広告主が実感したメルカリ広告の強みとは? 成果を出し続ける運用の裏側に迫る

―― “やってみよう”の一歩が、新しい成果を生んだ理由

メルカリ広告の登場以降、多くの企業がその新しい広告価値に注目しています。
今回は、導入初期からメルカリ広告に取り組み、成果を積み上げてきた株式会社北の達人コーポレーションに取材。
導入を決めた背景、運用の工夫、そして今後の展望についてリアルな声を伺いました。
挑戦を恐れず試してみたことで見えた“メルカリならではの強み”とは。

「まずはやってみよう」でスタートした導入

以前から一緒に取り組みを重ねてきたメルカリとのご縁から始まりました。

互いの信頼関係があったからこそ「正式ローンチ前の段階から挑戦してみよう」という話が持ち上がり、それがメルカリ広告導入の最初のきっかけになりました。
当時はまだメルカリ広告の事例も少なく未知の部分も多かったため、不安がまったくなかったわけではありません。
それでも「新しい媒体を早い段階で検証しよう」という前向きな判断で導入を決断しました。

「他の広告媒体と比べて、メルカリは“購入を検討しているお客様”が多い。だからこそ効果を出せるチャンスがあると感じました。」実績がまだ少ない段階でも、媒体のポテンシャルを見極めて早期に動いたことが、現在の成果につながっています。
リスクを恐れず試す姿勢こそが、今のマーケティング環境では最も重要な力といえるかもしれません

株式会社北の達人コーポレーション WEBマーケティング部 課長 北出 弥雅氏

株式会社北の達人コーポレーション WEBマーケティング部 課長 北出 弥雅氏

運用で見えた「クリエイティブの力」

配信を始めた当初は、広告枠も限られており、各広告経由の実績も安定していませんでした。
しかし運用を重ねるうちに「成果の出るクリエイティブ」と「出にくいクリエイティブ」の差がはっきりと見えてきました。

「想定はしていましたが、クリエイティブの効果にここまで明確な差が出るとは思っていませんでした。」

媒体毎により効果を出せるクリエイティブを分析・改善する体制が社内にあるので、メルカリAdsに出稿するものもデザインやコピーを細かくPDCAを回していきました。

結果として、CTR(クリック率)やCVR(コンバージョン率)にもポジティブな変化が見られました。

クリエイティブを「使い切り」ではなく「資産」として捉え、検証を通じて育てていく――
この運用スタイルが成果を支える土台になっています。

メルカリで効果的なのは「価格訴求」と「わかりやすさ」

分析を進めていく中で、最も効果的だったのが“価格を明確に伝える”クリエイティブでした。

「メルカリを見ている人は、すでに“買う前提”で比較している。だからこそ価格やお得感をしっかり出した方が刺さるんです。」

特に、以下のような要素がパフォーマンスを押し上げました。

  • 価格や割引を大きく打ち出すデザイン
  • 「今だけ」「限定」といった即時性のあるテキスト
  • ひと目で内容が伝わるシンプルなレイアウト

ユーザーの購買モチベーションが高いメルカリだからこそ、過度な装飾よりも“情報の明快さ”が重要です。
実際に、価格を中心に据えた広告ではCTRが大幅に改善し、媒体との相性の良さを実感しています。

新しいお客様と出会える場所、それがメルカリ

もうひとつ大きな特徴は、メルカリ経由で新規顧客との出会いが生まれている点です。

「実際に、弊社の商品を初めて購入されたお客様の割合が非常に高いです。」

メルカリでは、ユーザーが目的買いではなく“見ていたら気になった”という行動を取るケースが多く、思いがけない出会いが購買につながります。

つまり、メルカリ広告は単なる「指名検索対策」ではなく、ブランド認知から購入までを一気に作る「発見型メディア」としての役割を果たしているのです。これまで他媒体ではリーチできなかった層へ自然に届けられる
それが、メルカリ広告の大きな魅力だといえます。

株式会社メルカリ JP Sales Specialist 保坂 あゆみ

株式会社メルカリ JP Sales Specialist 保坂 あゆみ

今後の期待:「データで自動最適化する広告」へ

現場では、大規模なユーザーの購買履歴だけでなく検索、その他全てのメルカリ上での行動履歴という1st Partyデータを活用できるメルカリAdsに期待が高まっています。

「検索履歴や購買データを活用して、より精度の高い配信ができるようになれば、パフォーマンスはさらに上がると思います。」

たとえば、過去にファンデーションを検索・購入した人に自動で広告を出す仕組み。
また、ファンデーションを買う人が同時に購入しがちな関連商品のデータを元に、クロス提案できるような配信も理想です。

データドリブンな最適化が進めば、ユーザーにとってもより“タイミングが合う広告”が届けられるようになるでしょう。
メルカリという巨大なユーザーベースを生かした配信最適化は、今後の成長領域のひとつです。

データで導く最適解 メルカリ広告のクリエイティブ戦略

北の達人コーポレーションといえば「データをもとにした高速なPDCA」を強みにしてきた企業。
クリエイティブの検証・改善を誰よりも速く回し、効果のある型を蓄積していく――
その文化があるからこそ、メルカリ広告の攻略もスムーズに進んでいます。

「どんな媒体で、どんな見え方をするのか」を常に前提に置き、
その仕様やユーザー行動に合わせて最適なデザインやコピーを“逆算”して作るのが北の達人流。

「メルカリではフィードの枠が小さい分、最初の0.5秒で目を引けるかが勝負。
そこをどう設計するかをチームで何度も検証しています。」

また、他媒体で成果を出したクリエイティブをそのまま流用するのではなく、
「なぜ当たったのか」「メルカリではどう見えるのか」を細かく分析し、再構築しているのも特徴です。つまり、“媒体ごとに勝ち筋を見極めて自社の強みで最適化する”――
その実行力こそが、メルカリ広告で成果を出し続けている最大の要因だと言えます。

新しい媒体の挑戦はフラットに「採算」で決める

「出すかどうかの判断はシンプルに、採算が合うかどうか。」
これが新媒体に取り組む際の明快な基準です。

どんなに話題の媒体でも、CPA(獲得単価)が見合わなければ出さない。
獲得効率が合い、リソースを投下するだけの獲得ボリュームが出る事がわかれば、積極的に出していきます。

「媒体の種類、ユーザー属性、イメージで判断することはほとんどありません。まずは出してみて、データで判断します。」このスピード感と合理性が、テストと改善の好循環を生み出しています。
メディアの枠を越えて成果を追求する柔軟な姿勢こそ、北の達人コーポレーションの大きな強みです。

運用の強みは「数字で見る」「仮説を立てる」

日々の運用において、一貫して大切にしているのは“数字で語ること”

「なんとなく良かった」ではなく、「なぜ良かったのか」をデータで裏付ける。
うまくいかなかった施策も原因を明確にし、次に活かす。

常に新しいクリエイティブを投入して検証を続けることで、媒体の変化にもいち早く対応し、安定した成果を維持できています。

この「検証文化」は、単なる広告運用を超え、マーケティング全体の質を底上げする原動力になっています。

今後の展望:「当たりクリエイティブ」を共創していく

今後は、メルカリ側のデータと自社の知見を組み合わせ、
より精度の高い“当たりクリエイティブ”を共に作り上げていくご提案をいただいています。

「データから見えてくる傾向をもとに、どんな訴求がユーザーに刺さるのかを一緒に探っていきたい。今後もそうした新しい取り組みを本格的に進めていく予定です。」

単なる媒体利用にとどまらず、メルカリとともに新しい広告の形を模索していく。
北の達人コーポレーション様が新興の媒体に積極的にトライし、その媒体を攻略して成果を出し続けている理由だといえます。

株式会社北の達人コーポレーション WEBマーケティング部 課長 北出 弥雅氏

まとめ

メルカリ広告の運用を通して得られたのは

「新規顧客の獲得効率向上」と「広告効果を最大化するためのデータ分析力」でした。

新しい媒体で他社事例や実績がまだ少ない時期でも臆せずトライし、自社のKPI軸での実績が合うか、そこを改善していけるかと、数字でロジカルに、フラットに判断する姿勢が一番の理由だといえます。メルカリ広告は、これからさらに自動化とデータ連携が進み、広告主にとっても、そしてユーザーにとっても、より価値あるプラットフォームへ進化していくはずです。