メルカリ広告の“次のステージ”へ──継続運用で見えた成果の方程式
立ち上げ初期からメルカリ広告に取り組むニフティライフスタイル株式会社に再取材を実施。
短期間ながら運用の知見は着実に深まり、初期の検証段階から“戦略的な活用フェーズ”へと進化していた。
データの裏付けと現場の感覚、その両方から見えたメルカリ広告の最新の成果をお届けします。
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1. 継続するほど感じる「購買意欲の高さ」
メルカリ広告の特徴として、前回の取材でも多く語られたのが「購買意欲の高いユーザー層」
それは導入から一年が経過した今でも、変わらぬ実感として語られる。
「メルカリには“買う気”のあるユーザーが多く、広告が自然な購買行動につながりやすい土壌があります。 実際に広告を導入された企業様からは『他媒体と比べて、CTRもCVRも安定している』といった声も寄せられています。」
新しい媒体は初期ブームで終わってしまうケースも散見される中、メルカリ広告では、その安定性が評価されている様子。
「初期ブームで終わらず、安定して成果が出続けている」点。 これは、クライアントが継続的な投資を判断する上で、重要な決め手の一つになっているのではないかと藤本氏は分析する。
「売上貢献が毎月の確実な柱になっている企業様もいる。」と語るように、メルカリ広告は短期的な検証を超え、 今では「獲得効率を支える定番チャネル」として位置づけられている。

ニフティライフスタイル株式会社 Specialist 藤本 崇 氏
2. データが示す“新規顧客”という明確な成果
導入初期から特に注目していたのが「新規率」
この1年間の運用でその強みはより確信に変わった。
「メルカリ経由の購入者の多くが、広告主にとっての新規購入者にあたる方です。
SNSやニュースアプリでは届かない層に確実にリーチできています。」
メルカリというプラットフォーム自体が、日常的に“商品を探す場所”として根付いているため、新しいブランドとの出会いが自然に生まれる。
既存顧客へのリマインドよりも「純新規の開拓」に強みを持つメディアであることが、データでも裏づけられている。
「他媒体ではリーチの重複が起こりがちですが、メルカリはそれが少ない。
広告を出すことで、これまで接点のなかった購買層にアプローチできています。」

ニフティライフスタイル株式会社 桂山 慎太郎 氏
3. 成果を支えるのは“媒体に合わせた設計力”
成果を安定させるもう一つの要因が、メルカリの特性を踏まえたクリエイティブ最適化。
同社ではテストを重ねながら、「どんな訴求が最も反応を得るのか」を精緻に分析している。
「SNS的な見た目の美しさより、“情報がすぐに伝わるか”を重視しています。
価格や特典が明確な広告はクリック率も高く、購買行動につながりやすいです。」
実際、メルカリ広告の掲載面は限られたスペースで情報を伝える必要がある。
だからこそ、瞬間的に理解できるメッセージ設計が成果を左右する。
「媒体特性を理解して“逆算して作る”こと。これがメルカリで勝つクリエイティブの基本だと思います。」
価格や限定性などの“行動トリガー”を取り入れたデザインが、結果的に最も高いパフォーマンスを生んでいるという。

ニフティライフスタイル株式会社 南林 龍輝 氏
4. 成果を伸ばす“データ活用”への期待
前回の取材では、カスタムオーディエンス機能が注目を集めていた。
今回の取材ではそこからさらに踏み込み「自動化とデータ連動の進化」に期待が寄せられた。
「メルカリが持つ検索履歴や購買データを、もっと広告最適化に活かせるようになると、配信精度も一段と上がると思います。」
現在、メルカリ広告側でもファーストパーティデータを活用した新たなターゲティング手法の開発を検討している。
ユーザー属性だけでなく、行動シグナルにも着目することで、より購買意欲の高いタイミングへのアプローチを目指している。
「ユーザーの“今欲しい”に応じて広告を出せるようになれば、メルカリ広告が持つポテンシャルがより一層発揮され、さらに成果の向上が期待できるのではないでしょうか。」
5. 「数字で振り返る文化」が成果を積み上げる
継続的に成果を上げるために欠かせないのが、データをもとにした検証と改善のプロセス。
「配信して終わりではなく、“なぜ取れたのか”“なぜ取れなかったのか”を数字で振り返ります。
仮説を立てて次のクリエイティブに反映し、成果を少しずつ積み上げていく。
このサイクルを継続することが、成果の安定につながっています。」
こうした「数字で語る文化」は、代理店やパートナー企業にとっても重要なポイント。
感覚ではなくデータで語れる企業ほど、媒体改善にも的確なフィードバックを返すことができ、結果として“共創型の成果創出”を実現している。

6. 判断軸は明快に「採算が合えば、迷わずやる」
新しい広告媒体を試す際の判断軸については、非常にシンプルだという。
「結論は“採算が合うかどうか”。取れればやる、取れなければやめる。それだけです。」
シンプルですが、この判断の速さこそがテストからスケールまでを最短で進める原動力。
数字を基準に判断することで、挑戦と撤退のメリハリが明確になり、
無駄のない運用が実現している。
「新しい媒体には常に可能性があります。
だからこそ“数字で見て確かめる”という姿勢が大事だと思っています。」
7. メルカリ広告がもたらす“次の成長”
今回の取材で改めて感じたのは、メルカリ広告が単なる新興媒体から、継続して成果を生み出す定番チャネル”へと進化していることだった。
新規顧客獲得の実績に加え、データ活用・アルゴリズム改善・媒体設計の最適化といった進化の波が、これからの広告運用をさらに底上げしていく。
「やってみて終わりではなく、続けることで見えてくるものがある。メルカリ広告は磨く価値がある媒体だと思います。」

まとめ
「メルカリ広告=新規顧客との出会いの場」という価値は、リリースした1年前よりもはるかに鮮明になった。
メルカリという購買プラットフォームの特性を理解し、媒体に最適化した運用を積み重ねることで【新規獲得と効率化を両立できる次世代のリテールメディア】として進化を続けている。
メルカリ広告は、数字で判断し成果を追求するすべての企業にとって、新しい顧客との確実な接点を生み出す強力なパートナーとなるだろう。
