家計の意思決定層、ファミリー層への到達
日用品、家電、金融サービス。あるいは、法人サービスやBtoB商材。
30〜40代のミドル・ファミリー層は、生活の中心として家計と時間をマネジメントしながら、購入や契約の意思決定に関わる場面が多い層です。
この層に向けたブランド広告で重要なのは、「一度見てもらうこと」だけではありません。
むしろ、
- 信頼できる接点で(どこで出会うか)
- 納得できる検討のプロセスの中で(どんな気持ちで受け取られるか)
- 思い出される確率を積み上げる(接触をどう設計するか)
という観点が重要になります。
ニュースアプリやテレビ見逃し配信サービスは、情報収集・エンタメの時間にリーチできる広告出稿先メディアとして重要な選択肢です。
一方で、メディアプランニングが成熟するほど、「同じ接点だけで十分か」「生活動線上で別の信頼接点を作れないか」という問いが現実的になります。
第4回では、こうした視点から、“生活動線=信頼できる接点”としてのメルカリAdsを整理します。
1. 生活動線上の接点は、ブランドの“信頼の置き場所”になりやすい
メルカリは「不用品の売買」というイメージが強いかもしれません。
ただ、実際の利用シーンを分解すると、メルカリは単なる売買の場にとどまらず、生活の中で繰り返し起きる行動、つまり
- 欲しいものを探す/比較する
- 価格(相場)を確かめる
- 売れ行きを確認する/売上金を確認する
- 次の買い物の計画を立てる
といった“暮らしの意思決定”の一部として使われやすいサービスでもあります。この「生活動線上の行動」に寄り添う接点は、ブランドにとって“信頼の置き場所”になりやすいと考えられます。
2. アクティブリーチの比較が示唆すること(=生活動線の厚み)
Nielsenデータを用いた推計では、メルカリのアクティブリーチが36.2%という示唆が得られています。比較として、ニュースアプリ(21.94%)、テレビ見逃し配信サービス(18.93%)という数値も示されています。

メルカリ:36.2%
ニュースアプリ:21.94%
テレビ見逃し配信サービス:18.93%
出典:Nielsen Mobile NetView 2025年9月, スマートフォンからのアクセス(アプリの利用を含む)
本資料の数値/グラフはニールセン デジタル株式会社(Nielsen)の集計レポートに基づきます。© 2025 Nielsen Digital Co., Ltd. 同社は当該情報の著作権者であり、すべての権利を留保します。
アクティブリーチ定義(単位:%)
[PC]
インターネットに接続可能なコンピュータを集計対象期間に使用した2歳以上の全アクティブパネルのうち、特定のWebサイトにおける利用者数の割合と定義されます。
[Smartphone]
全アクティブモバイルパネル(18歳以上)のうち、特定のWebサイト/アプリケーションにおける利用者数の割合と定義されます。
※アプリ利用者数を除いた「 Web サイト」のみの利用者数や、特定の属性ターゲットにおける利用者数についても、常に「Webサイト/アプリケーション」を利用した利用者数全体を分母として算出
ここで強調したいのは「ニュースメディアを否定する」ことでも「どちらが優位」と言い切ることでもありません。この比較が示唆しているのは、
- 情報消費(ニュース)
- エンタメ消費(動画)
だけで完結せず、そこに加えて“生活動線(探す・比較する・家計を考える)”という別の時間帯・別の気持ちの接点が一定規模で存在し得る、ということです。
ブランド広告の観点では、これは単なるリーチの話ではなく、「信頼が積み上がる文脈に、接点を置ける可能性」として捉えられます。
3. 家計意思決定層マーケティングで重要なのは「押し切る」ではなく「検討を邪魔しない」こと
30〜40代のミドル・ファミリー層は、情報感度が高い一方で、判断基準も厳しくなりがちです。
「良さそう」だけでなく、「自分の生活に合うか」「無理がないか」「費用感に対して適正と感じられるか」。そうした問いを前提に検討します。
この層に対するブランド広告は、強い表現で背中を押すよりも、
- 何のブランドで、どんな価値を提供するのか
- どんなシーンで役に立つのか
- なぜ選ばれているのか
を、短い接触でも誠実に伝え、必要な回数で自然に想起される状態を作ることが重要になります。
メルカリのような生活動線上の接点では、「探す/比較する」という行動の中に広告が置かれるため、受け取られ方としても“納得の検討”に近づきやすい——この点が、ブランド設計上の検討ポイントです。
4. 位置づけは「代替」より「補完」から始めると、ブランド設計が崩れにくい
ニュースアプリや見逃し配信は、引き続き重要なタッチポイントです。
だからこそ、メルカリAdsはまず
- ニュース/見逃し配信で拾いきれない生活動線の接点を補完する
- 接触の設計(回数・メッセージ)を通じて、想起と理解を積み上げる
という位置づけから始めるのが、ブランドコミュニケーションとしても有効な活用法であると言えます。
まとめ:生活動線の中でアプローチすることで育つ“信頼”
30〜40代ミドル・ファミリー層へのアプローチは、リーチだけではなく、「どこで出会うか」「どんな気持ちで受け取られるか」が成果を左右します。
Nielsenデータに基づく推計として、メルカリが36.2%のアクティブリーチを持ち得るという示唆は、メルカリが生活動線上の接点として一定の厚みを持つ可能性を示しています。
その接点は、家計意思決定層の“納得の検討”の近くに置ける、ブランドにとっての信頼接点になり得ます。ニュース・見逃し配信での接触に加えて、生活動線の中にもう一つ接点を置く。その選択肢として、メルカリAdsを検討する価値は十分にあります。
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